先祖と末裔がリンクして… [数奇な歴史]
鎌倉方面に向かう〝かまくらみち〟を泉区より、ちょうどR1原宿の交差点を
横切り、更に南に下った辺り…JR大船駅の裏手、その辺りが長尾台という
所で大船観音に程近い丘になってて「長尾城址の塚」がある。
住宅地の中にあり、見つけ難いけど小高く開けた所にあって、
風化されてなく、そこだけスッポリと抜けた感じで
かっては鎌倉時代の御家人一族「長尾氏」の居地跡であった…
隠れ大船の観音様
その長尾氏の定景は鎌倉3代将軍・実朝を
鶴岡八幡宮の大銀杏で殺した公暁を三浦義村の命令で討取ったことで有名…
それから…約350年後…
末裔である北越から勇名を轟かせて
戦国大名となった上杉謙信(長尾景虎)は関東管領として鶴岡八幡宮に詣でる。
先祖が公暁を殺した所で、今度は晴れがましい式を挙げたことになり、
なんとも!先遇一致!!先祖と末裔…
処、同じにして、それぞれの境遇の元で歴史に大きく刻み込まれている…
ブッダ曰く
「あなたは、きれいな土から産まれた汚い象と、泥の中から産まれた白い象の、どちらが聖なる象だと思うか?」
by 祇園 (2010-09-15 22:31)