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《荒鷲の要塞》 [戦争映画傑作選]

Where Eagles Dare.jpg

 

英国特殊部隊のスパイ合戦…                    

「いったい誰が本モノだ!」

アメリカレンジャー部隊から助太刀したクリント・イーストウッドも
最後には…                        

「今度やる時はイギリスさんだけでやってくれ!」
なんていう捨てセリフも…                 

まさに戦争アクション巨編だベアー!           

                                

                                                                

 1968年アメリカ イギリス映画                                

 Where Eagles Dare 

                                 

     【キャスト】           (役名)
Richard Burton リチャード・バートン        (John Smith)
Clint Eastwood クリント・イーストウッド     (Lt. Morris Schaffer)
Mary Ure  メアリー・ユーア         (Mary Ellison)
Michael Hordern マイケル・ホーダン      (Vice Admiral Rolland)
Patrick Wymark パトリック・ワイマック      (Col. Wyatt Turner)
Robert Beatty ロバート・ビーティ       (Cartwright Jones)
Anton Diffring アントン・ディフリング      (Col. Kramer)
Donald Houston ドナルド・ヒューストン     (Christiansen)
Ferdy Mayne    ファーディー・メイン      (Reichmarschal Rosemayer)
Nell McCarthy  ニール・マッカートニー       (kamonsky) 
Peter Barkworth ピーター・バークワース     (McPherson)

Where Eagles Dare in casstle.jpg

     【ストーリー】
第2次大戦で連合軍が、             ようやく反撃に移ろうとしている頃。
鷲の城と呼ばれるドイツ情報本部に、
アメリカのカーナビー将軍が                     捕われの身となっていた。
彼を救出すべくジョン・スミス(リチャード・バートン)をはじめとする6人のイギリス軍情報部の諜報員とアメリカのレンジャー部隊員シャファー中尉  (クリント・イーストウッド)らが乗り込んだ。
彼らは、情報部のターナー大佐の命令で    この大仕事に取り組んだのだ。

だが…何故かスミスは…
ほかの部員とは内密に女性諜報部員メアリー(メアリー・ユーア)と連絡をとっていた。
そしてドイツ兵士が集まる酒場に彼女を連れて行き、そこで働くスパイ仲間のミス・ハイディに
引きあわせる。ハイディの口ききで、メアリーは鷲の城の中に仕事口を見つけて潜入する。
その直後、酒場に一斉手入れがあり、スミスは逮捕される。情報が筒抜けであるので、
二重スパイがいるのかもしれない…やがてスミスは逃亡し、シャファーと2人で城内に潜入して
メアリーと連絡し、カーナビー将軍が城外に連れ去られることを防ぐ。カーナビー将軍の取り調べが
始まろうとしており、そこにはスミスらと一緒に来た3人のイギリスのスパイが捕らわれていた。
そこへ現れたスミスは意外なことを言い出す…「このカーナビー将軍は偽物だ! そして
この3人のスパイたちも、実はイギリス側ではなくドイツ側だ!」そしてスミスはメアリー、シャファーらと
ともに城内を破壊し、アメリカの俳優が扮している偽将軍を連れて脱出。
やがてターナー大佐の飛行機で救出される。では何故スミスは、こんなことをしたのか?   実は…
かねがねターナー大佐の行動が怪しいと睨んでいた男がいた。
イギリス軍情報部のローランド海軍提督である。
彼はそれを証明するために、偽将軍が捕らわれる状況を作り、救出作戦を立てた。そして…
救出部員の人選をターナーにまかせたのである。案の定、ターナーは裏切り者のスパイたちを
作戦に加えたのだった。事実を知っていたのはスミス1人。間もなくターナーは自決して果てるのだった。

Where Eagles Dare-3.jpg

 

     【ガシューのレビュー(想い出)】
アリステア・マクリーンの同名小説の映画化で『ナバロンの要塞』に続いて
戦争アクション映画になった。何と言っても難攻不落の〝鷲の城〟から
ロープウェーで脱出する時に描かれたリチャード・バートンとドイツ将校との
ゴンドラの屋根に上がって凄まじい格闘シーンは見モノだった。
最後にドイツ将校が深い谷底に落ちていく結末は、その後のアクション映画で
色々あったが、恐らく、この『荒鷲の要塞』が最初でなかったかなぁ~!
主演のバートンは映画ではドイツ軍と闘い、そして、自身は糖尿病とも闘いながらの主演だ!
最近の映画は3Dだの、CGだの、そしてVFX…視覚のみ効果が用いられて
5感を訴求してくるモノが無くなった…特に音楽効果は1971年の『ゴッド・ファーザー』の
ニーノ・ロータの『ゴッド・ファーザー愛のテーマ』で停滞したままになっている…
この映画での全編に流れる音楽は、原作のアリステア・マクリーンの1秒、1分と…
時間軸でストーリー展開していく小説と相まって、観ている者の手に汗握るシーンを
心臓の鼓動に呼応せて、大いに盛り上げている。シーンに合せて小太鼓が急に休止符を
打ったり、最高潮のシーンにはファンファーレが轟き、まさに映画音楽からの
観点からも、心に、耳に残る映画である。最近の映画は「あ~面白かった!」で終わって何も
残らないが、この映画のBGMは40年経った今でも、ダカダカタン♪ダカダカタン♪ダカダカタンタンタン♪
ダカダカタンタンタン♪ダカダカダカダカタンタンタン♪ダカダカダカダカタンタンタン♪って独りでリズム付けて
口ずさんでるよ~♪

全編に流れる太鼓連打の音楽効果…戦争映画音楽ならピカイチのロン・グッドウィンが音楽担当だ!
そして、リチャード・バートン(スタントマン)がロープウェーで死闘を演じたロケ地のホーヘンヴェルフェン城…


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