バズーカ重低音炸裂!!(最終楽章finale)の交響曲⇒№3《オルガン付》 [ロマン派交響曲]
昔、マンガ本なら「少年画報」学習誌なら「学研の学習/科学」のご本の本体より
〝付録〟に魅せられて、よく駄々こねて買って貰ったもんだな!
本体よりも付録!主役より脇役!って何かのCMじゃないけど…
これがカミーユ・サン=サーンス作曲/№3交響曲《オルガン付》…
純正器楽曲オーケストレーション+αとしてパイプオルガンを連結させて、
オケとパイプオルガンが、これでもか!これでもか!と…
合いの手打つようなアンサンブル演奏が第1楽章から始まりオケと指揮者とオルガンが
昇天していくフィナーレの結末に向かっていく様は地鳴りをあげるがの如く響き渡る
ハ長調和音のオルガンの響き…ゆえに演奏会場は構造、規模共にゴスペルを
揺さぶるような教会ホールみたいな所でやらないと聴き手のニーズを満たされない…
壮大で圧巻な終楽章フィナーレのオルガンの重低音残響は高度なREC技術が必要不可欠で
後世、原作当初(1886年)に無い《オルガン付》のネーミングが付与された所以が頷ける…
ウエスト/ポイント音楽隊の演奏(オルガン:ダイアン・ビシュ)→オケは軍楽奏の主体なので金管が多いな!
設備と身近なトコでオイラはコンサートホール・キタラ(札幌)で聴いてみたい!
世界屈指のパイプオルガンが設置されていて、あのアメリカきっての
大ヴィルトゥオーゾ集団として知られる世界の王者シカゴ交響楽団の
ホームグラウンドでもあるオーケストラコンサートホール(イリノイ州シカゴ)と
肩を並べる音響空間を醸し出している…
動物園の檻の中を覗き込むような
全14の動物たちの組曲『動物の謝肉祭』は
ピアノを柱にした動態描写はサン=サーンスのオハコ!
中でも13番目の「白鳥」はメロディアスで有名だ!
さしずめ、15番目の組曲として、
このパイプオルガンの動態描写が
動物に例えられて『動物の謝肉祭』に
組み込まれていく程、サン=サーンスが意図とする
「生きモノ」への比喩を延長線上に
シンフォニーに形式を変えて描き切っている…
指揮:チョン・ミュンフン
/パリ・バスティーユ管弦楽団
オルガン:マイケル・マッテス
録音:1991/10 パリ(DEUTSCHE GRAMMOPHON)
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